2021年4月13日火曜日

Pre-TOEFL Grammar & Writing 良い英文エッセイを書くために - revised -

Pre-TOEFL Grammar & Writingクラスでは書くための英語の決まりを学び、エッセイを書いて練習していますが、このプリントでは日頃やってみると良いことをいくつか挙げてみます。

 

良い英文をたくさん習慣的に読み、英語のニュースやインタビュー番組を利用する:  文章の達人と言われる人たちが良い文章を書くコツを尋ねられて必ず言及するのが「良い文章をたくさん読む。」ということです。英会話でネイティブ・スピーカーの話をたくさん聞くと英語が口から出やすくなるのと同様、知的刺激のあるきちんとした文章を夢中になって読む習慣や英語のニュースやインタビュー、ポッドキャスト等を毎日聞く習慣があると、作文の際にふさわしい表現や内容の展開を思いつきやすくなります。覚えてやろうと思うのではなく感心し感動しながら読む・聴くことが大切です。

 

きちんとした英語を書く訓練をする:  エッセイの評価項目の一番下(文法、つづり、句読点他)がweakまたはsatisfactoryの下のほうの人はきちんとした英文を書く訓練が必要です。

評価がweakの人は文構造が崩れてしまうことが多いので、構文のしっかりした文を書けるようにしましょう。5文型や接続詞、関係詞を「文構造」という観点から勉強しなおしてみてください。また、これらの基本例文の和訳をみてもとの英文を言ってかけるようにする訓練をしておくと一生の財産になります。

評価がsatisfactoryの下のほうの人は、構文はほぼできているのですが採点者のいう「明らかな文法ミス」が多数あります。これを無くすには文法の正誤問題(間違い探し問題)で典型的なミスをチェックする必要があります。また、不要なところに3単元のsをつけるなど癖になっているミスは、授業以外でもできるだけ友達などにチェックしてもらいましょう。ミスは他人の目で見ると見つけやすいのです。また、話し言葉(口語)と書き言葉(文語)は違うということを意識してください。日本語でも話し言葉と書き言葉を区別するように英語でもwritten Englishというものがあります。きちんとした言葉使いはテストの答案を書くために必須です。

 

客観的でわかりやすい内容を意識する: 内容の展開の仕方もエッセイは日常会話とは異なります。会話は言葉以外の要素(ジェスチャー、表情、共通認識、人間関係など)を含むので言葉足らずでも問題ない場合が多くあります。しかし文章を書く際は言葉だけを使って分かりやすく、誤解のないように説明しなければなりません。細かく説明すればするほど分かりやすく、誤解が少なくなります。これはエッセイを書くときに気をつけると同時に普段手紙や伝言、ブログを書く時などに意識すると効果があります。

 

推敲を重ねる: 少なくとも1回、できれば納得のゆくまで書き直しましょう。次第に一度でよい文章を書くことができるようになります。返却された添削済み答案は、訂正されたところやアドバイスなどを参考にしながら書き直してください。最後にタイプして仕上げましょう。(TOEFLPCを使用するのでキーボード操作に慣れておく必要があります。また、記念になります)ブログにしても良いと思います。文法のミスは【和文英文】のノートを作り、ミスしなくなるまで繰り返し練習してください。

 

手本の書写と要約: 語彙・文法の評価がsatisfactoryの下の方になることが多い人はテキストやBarron’sWriting for the TOEFL iBT等のsample essayの書写もお勧めです。意味単位ごとに写すと表現が身につきやすくなります。ただ写すのではなく内容を取りながら行ってください。最後に内容を要約します。最初は各段落のMain Ideaを抜き出し、次に自分の言葉で言い換えます。声に出して言ってから書くようにするとSpeakingの練習にもなります。(これは上記【和文英文】のノートの場合も同様です)

 

--- チェックしておくと参考になる本・雑誌・新聞・番組・ホームページなど ---

以下は全くの私の独断で選んだサイトや本です。よかったら参考になさってください。

(上の3つはインターネットにサイトがあり全て無料で閲覧・ダウンロードできます。)

♦National Public Radio / Voice of America:アメリカのラジオ局。HPでニュースを閲覧したりPodcastをダウンロードしたりできます。ニュースが簡潔にまとめられています。

The Japan Times ST: 日本の英字新聞の学生版です。

♦The New Yorker on the Web: 週代わりで現代作家の短編小説が掲載されます。

英語のバイエル NHK出版: 文法が苦手で実践までに時間がない人用です。言語学者があえて文法用語を使わず英文構造を4パターンに分け、練習曲に相当する例文を使って基本的な英文を組み立てられるようにした本です。初級・初中級あり。

起きてから寝るまで英語表現700 アルク: 海外経験がなく、基本動作や感情の表現を覚えたい人用です。

もっとやさしい起きてから寝るまで英語表現600: 中2までの文法・単語です。

♦Writing for the TOEFL iBT, Barron’s: 実際のTOEFL Writing の課題を使ったsample essays100以上掲載されている参考書兼問題集。構成・内容・語彙の参考になります。

 

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