2021年4月11日日曜日

TOEFL iBT Independent Writing この講座の内容と良い英文エッセイを書くためのアドバイス

 

この講座の内容

この講座ではTOEFL iBT2つあるライティングセクションのひとつIndependent Writing対策を行います。(Independent Writingとは与えられたWriting Topicに関し最低300語のエッセイを書くという課題です。)

 

授業内容

実際にエッセイを書き、添削された答案を書き直して再提出することで制限時間内に合格レベルの答案を書く力をつけていただきます。

頻出パターンのWriting Topicを見てゆくと同時に、書く内容の考え方・広げ方を学習していただきます。

英文エッセイの基本構造を守り、きちんとした英文を書けるようにしていただくと同時に語彙を増やし表現力をつけていただきます。

 

授業の構成

授業はテキストの構成に従います。テキストは以下の3つのStepに分かれています。

Step 1: 文法・表現の注意点を学び、注意事項を使ったPattern Practiceを行います。

Step 2: 実際に出題されるWriting Topicを使ってエッセイを書きます。

Step 3: Sample Essay(s)を使って注意点や手本になる点を学びます。また時間に余裕のある場合は要約の練習も行います。(Step 2Step 3の順はWriting Topicによっては逆にする場合もあります。)

 

Writing Topicについて: Writing Topicは身近な事項に対する意見や好みに関するもので専門的知識は必要ありませんが常識はある程度必要です。

 

良い英文エッセイを書くためのアドバイス

                  

良い英文をたくさん習慣的に読み、英語のニュースやインタビュー番組を利用する:  文章の達人と言われる人たちが良い文章を書くコツを尋ねられて必ず言及するのが「良い文章をたくさん読む。」ということです。英会話でネイティブスピーカーの話をたくさん聞くと英語が口から出やすくなるのと同様、知的刺激のあるきちんとした文章を夢中になって読む習慣や英語のニュースやインタビュー番組およびそのPodcastなどを毎日聞く習慣があると、作文の際にふさわしい表現や内容の展開を思いつきやすくなります。覚えてやろうと思うのではなく感心し感動しながら読むことが大切です。

 

きちんとした英語を書く訓練をする:  エッセイの評価項目の一番下(文法、つづり、句読点他)がweakまたはsatisfactoryの下のほうの人はきちんとした英文を書く訓練が必要です。

評価がweakの人は文構造が崩れてしまうことが多いので、構文のしっかりした文を書けるようにしましょう。5文型や接続詞、関係詞を「文構造」という観点から勉強しなおしてみてください。また、これらの基本例文の和訳をみてもとの英文を言ってかけるようにする訓練をしておくと一生の財産になります。

評価がsatisfactoryの下のほうの人は、構文はほぼできているのですが採点者のいう「明らかな文法ミス」が多数あります。これを無くすには文法の正誤問題(間違い探し問題)で典型的なミスをチェックする必要があります。また、不要なところに3単元のsをつけるなど癖になっているミスは、授業以外でもできるだけ友達などにチェックしてもらいましょう。ミスは他人の目で見ると見つけやすいのです。また、話し言葉と書き言葉は違うということを意識してください。  話し言葉と書き言葉は別物です。日本語でも話し言葉と書き言葉を区別するように英語でもwritten Englishというものがあります。きちんとした言葉使い(特に構文の正確さ)は重要です。

 

客観的でわかりやすい内容を意識する: 内容の展開の仕方もエッセイは日常会話とは異なります。会話は言葉以外の要素(ジェスチャー、表情、共通認識、人間関係など)を含むので言葉足らずでも問題ない場合が多くあります。しかし文章を書く際は言葉だけを使って分かりやすく、誤解のないように説明しなければなりません。細かく説明すればするほど分かりやすく、誤解が少なくなります。これはエッセイを書くときに気をつけると同時に普段手紙や伝言、ブログを書く時などに意識すると効果があります

 

様々なWriting Topicでエッセイを書いてみる: 以下は公表されているトピック(いかにURL表示)の中から、書きにくそうなものを選んで実際に書いてみましょう。賛成・反対等様々な観点から命題を考え、実例をリサーチして書きましょう。その際、2回書いてください。1回目は30分の時間制限をかけ、2回目は時間を気にせず書き直します。

公表されているトピックのURL: http://alumnus.caltech.edu/~natalia/studyinus/guide/TOEFLtopics.pdf 

 

推敲を重ねる: 推敲を重ねるほど次に一度でよい文章を書くことができるようになります。返却された添削済み答案は、訂正されたところやアドバイスなどを参考にしながら書き直してください。文法のミスはなくなるまで繰り返し言って書き直しましょう。最後にタイプして仕上げ、語数を確認しましょう。

 

手本の書写と要約:  文法・表現力の評価が3になることが多い人はテキストやBarron’sWriting for the TOEFL iBT等のsample essayをタイプで書写してみられるのも良いと思います。意味単位ごとに写すと表現が身につきやすくなります。ただ写すのではなく内容を取りながら行ってください。最後に内容を要約します。最初は各段落のMain Ideaを抜き出し、次に自分の言葉で言い換えます。声に出して言ってから書くようにするとSpeakingの練習にもなります。

 

英文読後日記をつける:  英字新聞・雑誌の記事を読んだ後、要約・感想を各1~2文の英文にします。表現力がつくと共に書く材料集めにもなります。まず口で言ってみて次に書いて確認をしましょう。Speakingの訓練にもなります。

 

(裏もあります)→

 

--- チェックしておくと参考になる本・雑誌・新聞・番組・ホームページなど ---

 

以下は全くの私の独断で選んだサイトや本です。よかったら参考になさってください。

(一番下の2つ以外はインターネットにサイトがあり全て無料で閲覧・ダウンロードできます。)

♦BBC podcast: ”The Inquiry”は専門家・関係者に問い合わせる形式で時事問題を分析します。

♦NatureScience podcast: 科学雑誌NatureSciencepodcast では一般の人にも分かる形で科学関連ニュースを発表しています。温暖化、食料・水危機、公害、幹細胞研究、宇宙探査、米政府の科学研究援助方針など地球・人類にとって重要な問題を多数取り上げています。Transcriptもあります。

Democracy Now! The Real News: インディペンデント放送局。主流メディアでは聞けない課題を取り上げます。

♦The GrayzoneVice News : 現代社会の暗部を取り扱ったニュースやドキュメンタリーがあります。

♦In These Times:不正・不平等・人権問題等に関して一般の人々の視点からの取材を丁寧に行っています。

♦National Public Radio / Voice of America:アメリカのラジオ局。HPでニュースを閲覧したりPodcastをダウンロードしたりできます。ニュースが簡潔にまとめられています。

♦The Guardian, The Washington Post, The New York Times オンタイムで時事問題を学習しましょう。

Newsweek/Time格調高い英語で時事問題を詳しく報じています。

♦The Economist: 経済紙です。文化欄の記事が早稲田国際教養学部AO入試で2回以上出題されています。

♦Al Jazeera English: 中東の英語放送局。CM無し。world newsもあります。

♦NHK WORLD News, The Japan Times: 日本のニュースを英語でチェックしましょう。

♦MICHAELMOORE.com: アカデミー賞、スタインベック賞などを受賞した映画監督のホームページです。政治・社会問題をユーモアを交えて取り上げています。

♦The New Yorker on the Web: 週代わりで現代作家の短編小説が掲載されます。時事問題も取り上げます。

The Best American Essays: 前年に出版されたエッセイのベスト版です。編者が毎年変わります。

♦Writing for the TOEFL iBT, Barron’s: 実際のTOEFL Writing の課題を使ったsample essays100以上掲載されている参考書兼問題集。構成・内容・語彙の参考になります。

 

The Inquiry Selection

 

以下はBBC Podcast “The Inquiry”のバックナンバーの抜粋です。

時事問題・一般教養のフォローに使えます。(Is Inequality About to Get Unimaginably Worse?はほぼ同じ内容のものが2017年度早稲田国際教養学部のAO受験で使用されました。但し、CNNThe Economist, The Guardian等様々なメディアから出題されますので毎日ニュースに目を通すようにして下さい。)アンダーラインのあるものは特に最近の国際問題や普遍的な問題に関連があるものですので優先的に聞くとよいと思います。120分前後の長さです。Googleで検索すれば見つかります。スクリプトがあるものもあります。聞いている途中でlostになっても、区切りごとにナレーターのまとめが入っているので内容理解はしやすくなっています。聞いた後、全体の要約またはナレーター部のディクテーション/書写をなさることをお勧めします。

 



How Do You End a Civil War?

Can We Teach Robots Ethics?

Is Privacy Dead?

How Do We Stop People Dying in Floods?

How Has Ku Klux Klan Lasted So Long?

Are Video Games a Waste of Time?

Is It Time To Ban the Plastic Bottle?

Does Poverty Change the Way We Think?

Is Inequality About to Get Unimaginably Worse?

Do We Need a Plan B for Climate Change?

Are Famines Always Man-made?

Can We Eat Our Way Out of Climate Change?

Should We Give Homeless People Homes?

Who Wins a Cashless Economy?

Is Retirement Over?

Are We Really About to End World Poverty?

What Kind of Person Becomes a Violent Jihadi?

Should We Solar Panel The Sahara?

How Will a Population Boon Change Africa?

Should Governments Drop Money Out of Helicopters?

Is Japan Abandoning Pacifism?

Can We Learn to Live with Nuclear Power?

Why do Tax Havens Still Exist?

Has Austerity Worked?

Is Opposition to GM Crops Irrational?

Is There a New Nuclear Arms Race?

Should We Fear Artificial Intelligence?

Is American Democracy Broken?

Why Aren’t More Dishonest Bankers in Jail?

How can we save our forests

Why don’t we care about facts?

Are Pandemics Inevitable?

How did we Get Hooked on Plastic?

Is Plastic Doomed?

Should we ban billionaires?

Why do US cops keep killing unarmed black men?

Is recycling broken?

Can the world stop online fraud?

Why are boys academically underperforming?

Is online censorship going too far?

Is Antifa the threat it’s made out to be?

Are “killer robots” the future of warfare?



 

《補足》

以下はTOEFL・国際教養関連AO受験生用に私が作成しているYouTubeアカウントとBlogです。よかったらお勉強の参考になさってください。検索方法は以下の通りです。

YouTube obenkyovideo (下記Friends with Wingsのトップページ左上にリンクがあります。)

Google Friends with Wings, TOEFL / 早稲田AO

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