早稲田国際教養学部AO入試critical writingの採点基準は公表されていません。一般に模擬テストは7割が合格ラインと言われているので当講座の論述問題の評価も7/10を及第点に設定しています。
当学部の論述問題は大きく分けて要約問題と意見を述べる問題に分かれます。当講座では要約問題はGrammar, Vocabulary,
Question-relevancy, Structureの4項目、自分の意見を述べる問題はこの4項目にOriginalityを加えた5項目で評価しています。(二つが統合された問題の場合は両方の評価基準を合わせて5項目で評価します)
以下の評価基準の詳細は佐々木個人が評価する際の基準です。実際の合否と結び付けて考えず答案の改善に活用していただければと思います。
Grammar (文法・表現力)
7-10 文法はノーミス(ネイティブスピーカーにもあるミスは許容)、 表現力により加点
6 冠詞、3単元のs、複数のs、句読点の付け忘れ等残念なミスがある
5 態、品詞、並列、数の一致、動詞と目的語の組み合わせ、関係詞等文法問題で出題される種類のミスがある
3-4 構文ミス がある
0-2 判読不能な文がある
Vocabulary(語彙)
8-10 文語・長めの単語の使用(使用頻度により加点)
7 平易な英語でノーミス
6 残念なスペルミス1~2個
5 以下スペルミスの数により減点
Question-relevancy( 問いに対して適切な回答になっているかどうか)
要約問題の場合
8-10 要点を押さえており、簡潔な表現に言い換えてあり、まとめ方が秀逸
7 要点を全て押さえており、簡潔な表現に言い換えてある
2-6抜けている要点、誤読、不要な部分等がある
1 該当箇所を間違えているか該当箇所の丸写しになっている
0 無回答
自分の意見を述べる問題の場合
8-10 答えとして適切で、critical writingになっており、具体例が複数ある
7 答えとして適切で、critical writingになっており、具体例がひとつある
2-6 答えとして適切だが、以下のいずれかまたは複数の点で問題がある
critical writingになっていない
問題意識が足りない
具体例がない
必要な反論処理がない
主張しきれていないか表現が稚拙
誤読、逸脱、説明不足などがある
1答えとして不適切または判読不能
0 無回答
Structure (構成)
Question-relevancyが構成面で反映されている場合Question-relevancyと同じ評価
【主張→根拠】の流れになっていない、不要な部分がある、解答欄からはみ出している等構成上のミスがある場合Question-relevancyから減点
Originality
8-10 内容や例が本文に沿っておりかつ本文にないもので常識を踏まえたうえで感銘を与え、これまでの体験、情緒や教養が滲み出ている。具体例が多い。
7 幼稚ではない内容で、本文の主題と問に沿っていて本文にない例がひとつ挙げられている
2-6 以下のいずれかまたは複数の点で問題がある
内容が不明確
視野が狭い(他人の立場になって考えていない等)
知識が足りない
具体例がないか本文にある例が使われている
例が主題と問に沿っていない
主題と問に沿っているが適切でない(現実ではなく想像だと推察される等の)例が挙げられている
1 判読不能 0 無回答
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